インプラント治療による8020運動

8020運動という80歳で20本歯を残そうというスローガンがありますが、80歳で20本の歯があれば快適な日常生活を送るのにじゅうぶんだと考えられます。

(症例1)

80代女性の術後写真

術前写真

右上半分は歯がありませんでした。左下半分も同様に歯が残せません。

術前レントゲン

(症例2)

60代後半女性術後

重度の歯槽膿漏ですべての歯が指で抜けそうな状態で、上の歯は総入れ歯しか治療方法はありませんでした。

術後レントゲン 上の歯はすべてインプラントです。

(症例3)

87歳女性術後写真

術後レントゲン

術前レントゲン(クリックして拡大できます)
上の歯はすべて、重度の歯槽膿漏かつ虫歯で、総入れ歯しか方法はありませんせした。

これらのように、インプラント治療を時には上手く選択することで、8020を達成することもできるようになってきました。

インプラントによる入れ歯(義歯)からのかみ合わせと口元の回復


術前レントゲン

歯の喪失と合わない入れ歯(義歯)により、かみ合わせの異常と歯の摩耗がみられます

術前の下の歯

術前正面 下の歯が前から見えません

インプラント術後

術後正面


術前口元
術後口元

入れ歯から、インプラントで治療することにより、かみ合わせと、口元が回復し、健康をとりもどすことができます。

インプラント治療をより詳しく

インプラント治療の費用、料金が相場から安いかどうか、インプラント治療の特徴などの詳しい情報などは、今日ではインターネットで知ることができますが、患者さんの現在のお口の状態、個人差のあるおくちの環境、年齢、生活要素などを考慮して行うより最善のインプラント治療が当クリニックの治療の特徴なります。

一口腔一単位の治療によるインプラントの必要性

インプラント治療が歯科治療において、患者さんのQOL(クオリティーオブライフ)の向上の立場から、非常に有効な治療方の一つであるという認識は患者さんと歯科医の双方における共通の認識になってきていると思います。

しかしながら、その治療方の選択は、適切な検査診断のもとに行われる必要があることは、患者さんと歯科医の双方が、より深く理解し合わなければなりません。

そのためには、歯科医にとっては、より適切に診査、診断するために、患者さんにとっては、それをわかりやすく説明してもらうためのものとして、歯科の精密な検査が必要になります。


紹介で転医してこられ患者さんの術前の状態

術前のレントゲン

歯が悪くなるたびにインプラントの治療が必要になるこの患者さんの状態と、当クリニックの一口腔一単位の治療を受けた患者さんの治療後の予後の状態のちがいに興味をもたれ来院されました。
当クリニックでは、専門家が考える良い治療と、患者さんの希望を取り入れた治療と、その他の年齢、や体の状態、生活のことなどを考え、さらに良い治療法を決めていきます。


術前診査模型


術後治療計画模型


診査の上で、残せない歯であり、なおかつ、残そうとすることで、周りの歯も余計に悪くなったり、歯の保存と同時に骨の保存の立場から、良くない歯であると判断される歯は取り除く必要がある時があります。
しかしながら、そうなっても困らないように考えるのが歯科医の専門性になります。

逆に診査のうえで、インプラントの必要が全くなかったり、歯を十分に再生させることができる治療も歯科医の専門性になります。
(インプラントの横の歯も根っこから腐っていましたが、これは、当クリニックの根管治療(歯内療法、endodontic treatment, root canal treatment)で歯を抜かずに残せるだけでなく、インプラントにする必要がないよう、患者さんの大切な歯を再生させます。

真黒に腐っていた歯の根を根治治療しました。


比較的若い患者さんなので、数十年先の術後管理もしやすいように考え治療しています。

インプラントによる口元の若返り

歯科インプラント治療は従来の入れ歯治療では出来ない、より自然に、より快適にお口の健康を取り戻すことのできる、最新歯科治療です。


術前レントゲン


上の歯の半分は失われており、残りの半分も重度の虫歯と歯槽膿漏で失われかけています。

入れ歯を入れることもできなくなっていました。

術前口元
かみ合わせも悪くなり、口元も悪くなっていました。

インプラント術後

術後


インプラントと仮歯によるかみ合わせの回復治療

術中口元
インプラントと仮歯によるかみ合わせの回復により、口元も回復し始めています。

この後は、一本づつの天然の歯と同じ状態にし、より自然に治療を完了します。

患者さんと歯科医にとっての良いインプランント治療とは

患者さん、歯科医にとって良い治療とは、ともに、歯をなるべく抜かずに残す、歯の神経を抜かない、歯を削らないなど、の表現がありますが、基本的には、お口の健康が保たれ、いくつになってもおいしく食事ができ、健康的に若々しい口元が保てることが理想的ではないかと思います。

そのような観点から、当クリニックでは、きちんとした検査と、診断を行ってから、治療を進めていくことが患者さんのお口の健康のためによい方法だと考えています。


歯がないところに、インプラントの治療を希望されて、来院された患者さんの口腔内。

奥歯に歯がなく噛むことができませんが、歯科医はきちんとした検査と診断を行い、患者さんにとって最善の方法を考えていくことが良い治療になるのではと考えます。

検査、診断の結果から、患者さんの年齢、お口全体健康のバランス、費用の負担などを考え、インプラントの費用を、残っている歯を健康に保つことに先に回すことがより良いのではないかとの意見にご理解をいただきまずは、残っている歯に対する治療のほうの重要性、必要性をりかいしていただきました。

この状態の方の現在のの患者さんの問題点、

歯がないところが噛めない

専門家が考える問題点と解決法

将来起こり得る問題点、上の歯が下に飛び出てくる
これは、歯を虫歯治療の後に固定することで問題が解決できる

インプラントを入れても、それとかみ合う上の歯がまた、はずれてインプラントが必要になるとおもわれる、早めに治療すれば歯を抜かずに残せる。
反対側も自覚症状のないひどい虫歯になっていて、インプラントを入れてもすぐにまた、こちらもインプラントが必要になってくる。


診断通り外すとボロボロの状態になっていました。これではインプラントの歯がはいった後にかみ合うこの歯が噛めない歯になります。

歯を残すために丁寧に再治療していく。


反対側も中で歯が腐っていました。


インプラント2本の治療費を先にの乗っている歯に回すことが、専門的には良い治療だとおもえます。(インプラント2本と8本の天然の歯を治すのはほぼ同じ費用)


全体的に健康を回復したお口

虫歯、根管治療、インプラント

歯の健康を回復維持知るために、一口腔一単位の治療が理想的な歯科治療になりますが、その全体の治療には目に見えない細やかな基礎治療があって、全体の回復をしていく必要があります。


正面拡大

左側面拡大

術前レントゲン


腐っていて、腫れと痛みの原因の歯

歯の無くなった状態

残っている歯の根管治療

根管のなかからたくさんの感染物質が除去された


述語正面拡大

述語左側面拡大

見た目と見えないところの基礎治療の両を適切に行いきれいに回復できました。

先天的歯牙欠損に対するインプラント治療

歯科治療には、虫歯や、歯槽膿漏に対する、生活習慣や加齢による疾患(病気)への治療やケアーのほかに、生まれつき、あるいは、遺伝的影響等による、先天的な疾患(病気)への治療やケアーを行うものがあります。


初診時(右上犬歯がありません)

初診時、側面観

初診時全体レントゲン

患部拡大レントゲン
(先天的永久歯欠損による乳歯の犬歯の破折脱落)

即時インプラント治療による欠損永久歯の回復

術後側面観

術後正面観

この患者様の場合の治療の選択肢としては、前歯(犬歯)のない部分へは、両側の歯を削ってブリッジにする治療か、デンタルインプラントによる回復か、一本入れ歯による回復かの3つの選択になりますが、トータル面から判断する、専門家からの優先治療は、

1、インプラントによる回復(両側が健全な歯のため)

2、ブリッジによる回復
(両側の歯が、すでに虫歯や、差し歯の場合に優先としてもいい)

3、1本入れ歯
(両側の歯の支えの負担や、虫歯リスクは回避できないこともある)

以上の理由で治療を選択しますが、現在、話題のips細胞の歯科臨床応用が現実化し、実現すれば、また、その時代には、治療方法や、治療選択が変化しますが、今、現在の歯科おける、再生治療としては、このような、インプラント治療も決して、評価の低いものではなく、患者様のQOL(クオリティーオブライフ 生活の質の向上)の面から考ええば、非常にありがたい現代治療といっても過言ではないといえます。

インプラント、根管治療、親知らずの治療


左側がインプラントが痛くて、噛めないとのことで来院

左側は古いインプラントのせいで骨が溶けて、つながったいる歯も抜かなくてはいけない。


左側は失ってしまった3本分の奥歯を噛めるようにするために2本のインプラントいれた。
右側は歯の神経が腐って、歯根嚢胞の2本の歯と親知らずの3本の歯を抜かなくていいようにするため、1本のインプラントをいれ、

連結クラウン、ブリッジの脱落後の治療

全体につながった歯やブリッジが抜け落ちた後は、入れ歯か、インプラントによる治療の選択が必要になります。


上の前歯全体が外れて、差し歯による再治療が不可能な状態にありました。


失った歯のインプラントによる治療と、残っている歯をインプラントにならないようにするための治療でお口の健康をとりもどしました。

全体的な歯を失なわないインプラント治療

年齢とともにお口の健康の老化が起こることがありますが、インプラントにより、若さと快適さを取り戻すことができます。


初診時


残っている歯もグラグラで指で抜け落ちます。


治療による回復の計画を立てます。


歯を抜くと同時に計画の仮歯をインプラントの手術と同時に入れます。

治療計画に沿った仮歯を参考に順次歯を入れていきます。

インプラントでしっかりと噛める歯に戻すことができます。