子供の矯正治療のタイミングの決める際に、歯並び、咬み合わせ、顔貌、歯の生え変わりの状態などを考えて、そのタイミングが最適になるには、その治療の効果のほかに、治療を受けるお子さん自身の負担、親御さんの負担、なども考慮しなければなりません。
3歳から10歳までの期間の受け口は、上顎の成長が先に行われる大切な時期に、その成長が妨げられるため、鼻や、その下の上唇あたりの成長が抑制されることにつながる場合が多く、顔貌のバランスの取れた、お顔の発育のためにも、簡単な矯正で、改善しておくこと必要で、タイミング的にはこの時期にまず、一度治しておくことが勧められます。
また、どのような、矯正装置を使うかは、お子さんと、家族の協力度や、虫歯のリスク、治療の期間、治療の負担の軽減などを考慮して行います。
また、受け口(反対咬合)といっても、前歯だけなのか、顎全体なのかなど、様々な要素で決定します。
治療後、鼻の下の成長阻害が取り除かれ、咬み合わせの改善だけでなく、口元の発育の改善ができました。