矯正治療のコンピューターによるレントゲン検査と診断について
歯並びが悪くても口元のバランスを崩さないようにする歯列矯正
口元と歯並びとかみ合わせのバランスをとるための矯正治療
骨年齢
手のレントゲンによる骨年齢の把握
矯正治療においては、実際の年齢(歴齢)と、骨格的な成長の年齢(生理的年齢)を把握する簡便かつ有効な診断方法として、手のレントゲンを参考にして、矯正治療の時期、タイミングを考慮するのに役立てます。
手のレントゲン検査の意味、目的、方法、メリット、デメリット
意味
実際の年齢(歴齢)と、骨格的な成長の年齢(生理的年齢)を把握する簡便かつ有効な診断方法
目的
矯正治療の時期、タイミングを考慮するのに役立てます。
方法
左右どちらか片方の手のひらをレントゲン撮影します。
メリット
レントゲンの撮影が容易。
エックス線の被ばくに対して小児のお子様などに対しても安全な部位である。
デメリット
歯科保険の適応外になる。(当クリニックでは矯正検査の費用に含まれています。)
実際の診断の方法(診断の応用方法)
手のひら部分の骨の数(手根骨の骨核の数)・・・年齢の平均状態と対比
骨と骨の隙間(骨端線の消失)・・・年齢の平均状態と対比、隙間、幅の大きさから成長を予測
親指の内側の骨の有無(拇指尺側種子骨の出現)・・・出現時期の少し前から同時期に骨格的な成長が盛んになるため、顎の成長が予測できる。
矯正検査
矯正治療(歯列矯正治療)の検査
矯正治療(歯列矯正治療)の検査には以下のような検査が行われます。
- 顔、頭のレントゲン
- 顎のレントゲン
- 歯のレントゲン
- 歯と顎の模型の分析
- お口の中と顔の写真
などです。
- 顔、頭のレントゲン(顔と、頭と、顎の成長とバランスを診断するのに用いられます。また、このレントゲンは、経年的な変化を、一定の規格基準で撮影し、比較診断します。)
- 顎ののレントゲン(全体の顎の大きさと、歯の大きさのバランスや、歯の根の角度、歯の生え変わりや成長の様子などを調べます)
- 歯のレントゲン(矯正治療に伴い虫歯や歯槽膿漏、歯周病、歯の根の病気などを調べます。)
- 歯と顎の模型の分析(歯と顎のバランスや、かみ合わせなどを調べます。)
- お口の中と顔の写真
顔、頭のレントゲン
- 顔と、頭と、顎の成長とバランスを診断するのに用いられます。また、このレントゲンは、経年的な変化、または矯正治療の術前、術後の変化を、一定の規格基準で撮影し、比較診断します。
頭部エックス線規格写真(側貌)
頭部エックス線規格写真(側貌)(顔のや咬み合わせのゆがみなどを検査する)
北山吉川歯科クリニックでは、上のような、レントゲンを、単に撮影するのではなく、撮影したレントゲンを、コンピューターで計測、または、診断したり、咬み合わせや、骨格的な要素が、顔貌にどのようにかかわりがあるか(影響しているか)などを、特殊なソフトで、処理して、術前後診断、術前シュミレーション、矯正治療の最適なタイミングの決定などに役立てます。