矯正検査
矯正治療(歯列矯正治療)の検査
矯正治療(歯列矯正治療)の検査には以下のような検査が行われます。
- 顔、頭のレントゲン
- 顎のレントゲン
- 歯のレントゲン
- 歯と顎の模型の分析
- お口の中と顔の写真
などです。
- 顔、頭のレントゲン(顔と、頭と、顎の成長とバランスを診断するのに用いられます。また、このレントゲンは、経年的な変化を、一定の規格基準で撮影し、比較診断します。)
- 顎ののレントゲン(全体の顎の大きさと、歯の大きさのバランスや、歯の根の角度、歯の生え変わりや成長の様子などを調べます)
- 歯のレントゲン(矯正治療に伴い虫歯や歯槽膿漏、歯周病、歯の根の病気などを調べます。)
- 歯と顎の模型の分析(歯と顎のバランスや、かみ合わせなどを調べます。)
- お口の中と顔の写真
矯正・定期健診
矯正・口腔外科治療
通常、永久歯が生えそろうまでに、よく前歯のすきっぱの状態を心配されてご相談を受けることがありますが、多くの場合永久歯の犬歯が生えてくることで、正常な歯並びになります。
しかしながら、歯の生え変わりに伴う異常がある場合もあり、かかりつけ医による発育時の生え変わり状態をレントゲンなどでもきちんとチェックしてもらうことがより良いアドバイスを受けることができるといえます。
埋犬歯による歯並びの異常と矯正治療の阻害のため、他医院より抜歯依頼された患者さんのレントゲンです。
埋犬歯による歯並びの異常と矯正治療の阻害のため、当クリニックへ抜歯を依頼受けた患者さんの術前レントゲンです。
黄色い丸の中に生えることができずに埋まったままになり、なおかつ審美的に非常に重要な前歯の歯並びを大きく乱しています。
CT像です。
黄色い丸の中に深く埋まっています。
埋まっていた犬歯を抜歯しました。
15分ほどで迅速に処置するため、出血、腫れも最小限にします。
適切に取り除かれました。この後は、矯正治療できれいな歯並びになることとおもいます。
別の患者さんですが、同じ様に上の真ん中に犬歯が横を向いて埋まっており、前歯の歯並びを乱すと同時に、前歯の根を溶かし、ぐらぐらするようになってしまっています。
適切に取り除き、当クリニックで抜歯手術、矯正、補綴治療を完了し、将来時期を見てインプラントの治療をすることになっています。
このように、永久歯の生え変わりの時期に、適切にチェックを受け、先天的、後天的な異常があっても、さまざまな歯科治療で解決できます
矯正・ホワイトニング
矯正・クリーニング
顔、頭のレントゲン
- 顔と、頭と、顎の成長とバランスを診断するのに用いられます。また、このレントゲンは、経年的な変化、または矯正治療の術前、術後の変化を、一定の規格基準で撮影し、比較診断します。
頭部エックス線規格写真(側貌)
頭部エックス線規格写真(側貌)(顔のや咬み合わせのゆがみなどを検査する)
北山吉川歯科クリニックでは、上のような、レントゲンを、単に撮影するのではなく、撮影したレントゲンを、コンピューターで計測、または、診断したり、咬み合わせや、骨格的な要素が、顔貌にどのようにかかわりがあるか(影響しているか)などを、特殊なソフトで、処理して、術前後診断、術前シュミレーション、矯正治療の最適なタイミングの決定などに役立てます。
正常咬合のための条件
正常咬合のための条件
- 顎の発育のバランス
- 歯のバランス
- かみ合わせと歯列のバランス
- 歯周組織の健康
- 筋肉のバランス
保定とは
矯正治療(歯列矯正治療)における、保定とは、矯正治療(歯列矯正治療)によって、動かした、歯や顎をその整えた状態で安定させることを示します。
この、保定は、矯正治療(歯列矯正治療)と同様に重要な治療の一つです。
保定の種類
- 自然的保定
- 器械的保定
自然的保定とは、かみ合わせ、歯列、筋肉のバランスが取れた位置(ニュートラルゾーン)で安定した状態にすることにより、自然に保定されることです。
器械的保定とは、保定装置を使ったり、歯科治療で固定したりする方法です。
保定装置
可撤式装置(ホレータイプリテーナー、トゥースポジショナー、アクチバトール、チンキャップなど)
固定式装置(ボンデットリンガルリテーナー、バンド、スパー、ブリッジなど)
保定の期間
一般的には、数週間から、1、2年と言われ、おおよそ、歯を動保定の期間かした期間の約、1,5倍から2倍程度と考えられることもあるが、歯科医師の経験と、個々の歯と顎とお口の条件に左右されます。(自然保定が得られる場合は、短くなり、安定しやすい)
保定後(保定装置除去後)の後戻り(再発)の防止方法
矯正治療における、後戻り(再発)とは、矯正治療後に、歯が、元の位置に戻ろうとする動きや、働きがおこる現象のことですが、これを防止する方法として、歯の周りの繊維(歯周靭帯)をメスやレーザーで切開する方法があります。
悪習癖の防止も、後戻り(再発)を防ぐのに大切です。
また矯正治療後も、保定装置をしっかりつけてもらうことが大切ですが、この保定装置をアクティブリテーナーのような形で、微調整(わずかな矯正)が可能なように制作しておく方法もあります。
筋機能訓練により、かみ合わせ、筋肉、歯列のバランスの取れた、自然保定の状態にする。
咬合調整により、かみ合わせ、筋肉、歯列のバランスの取れた、自然保定の状態にする。
保定の期間
保定の期間
一般的には、数週間から、1、2年と言われ、おおよそ、歯を動保定の期間かした期間の約、1,5倍から2倍程度と考えられることもあるが、歯科医師の経験と、個々の歯と顎とお口の条件に左右されます。(自然保定が得られる場合は、短くなり、安定しやすい)