小児歯科ブログ
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矯正治療のコンピューターによるレントゲン検査と診断について
歯列不正(不正咬合)の予測的判断と治療(虫歯予防、非抜歯矯正含む)のメリット
11歳男子
25歳女性
上の発育期(成長期)のお子さんの歯列不正は、自然治癒したり、きれいな歯列に回復することはなく、成人期(成長発育が終わった段階)では、下の患者様のような歯列になります。
成人した段階で、歯列矯正(矯正治療)は可能ですが、口元のバランスなども考慮した場合、抜歯矯正か非抜歯矯正かの選択が必要になり、どちらを選択しても、歯列矯正(矯正治療)の期間は約1年ほどかかります。
しかし、早い段階で検査を受け、予防的な治療が可能と診断できる場合、顎の成長を促し、歯を抜かずに歯列矯正(矯正治療)をすることが可能であり、治療期間も約6か月から9か月で終了し、早く、楽に歯列矯正(矯正治療)が終了できるメリットもあります。
初診時
治療開始時(顎を広げ、お口の中で、歯並びがきれいになるスペースを作る、口元が出っ歯たり、広がったりはしない)
2週間で顎が広がりました。
治療開始からわずか3か月で歯列が整いました
更に、早い段階で、歯列不正(不正咬合)を治療しておくことで、虫歯やかみ合わせの問題も予防することができます。
歯磨きができないため前歯2本が虫歯になっている
年齢による拡大装置(顎を広げる装置)の選択
矯正治療における、拡大装置(顎を広げる装置)は、年齢や発育の状態に応じて、様々な使い分けがされます。
乳歯列期や混合歯列期において、顎を広げたり、顎の発育を促したり、顎の発育を阻害する要因を取り除いたり、排除したりして、顎の大きさが発達しやすいようにして顎を広げます。
乳歯列期や混合歯列期において、ちょっとした歯の生え変わりのコントロールで、顎を広げたり、顎の発育を促したり、顎の発育を阻害する要因を取り除いたり、排除したりして、顎の大きさが発達しやすいようにして顎を広げます。
小学校低、高学年から、高校生ぐらいまでの、身長などの発育期に、上顎がまだ、未完成状態の時期に、顎の真ん中の骨を広げ、顎の骨格を広げます。
顎や、骨格が完成した成人期に、歯列や歯と歯の距離を広げ顎を広げます。
これらの装置は、それぞれ、適応の意味と、時期があり、うまく選択することで、適切な矯正治療が行えます。
小児歯科の不正咬合を引き起こす悪習癖
- 吸指癖(指しゃぶり)
- 咬唇癖(唇かみ
- 弄舌癖
- 口呼吸(鼻づまり、扁桃腺肥大)
- 咬爪癖(爪かみ)
- 嚥下異常(嚥下時の舌の位置異常)
小児歯科の不正咬合
小児歯科の不正咬合には、以下のようなものがあげられます、多く見られ順番になります。
- 反対咬合
- 正中離開
- 上顎前突
- 開口
- 叢生