矯正治療のコンピューターによるレントゲン検査と診断について

矯正治療に際して、レントゲンによる検査は必要不可欠なものですが、そのレントゲンを、コンピューターによる分析を行うことで、より正確に、確実に診断と成長予測、治療予測、治療評価を行えます。

矯正治療の相談に来られたお子さんの最適な矯正治療の方法、期間、タイミングを決めるための検査の診断

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受け口の状態が、3歳から10歳ぐらいにみられる場合は、歯並びや、咬み合わせの治療以上に、お顔の発育への悪影響を予防、改善する必要があります。

7歳時の検査

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7歳の時の矯正治療後のお顔の発育の評価

10歳児の検査

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7歳時と10歳児の比較

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歯列不正(不正咬合)の予測的判断と治療(虫歯予防、非抜歯矯正含む)のメリット

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11歳男子

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25歳女性

 

上の発育期(成長期)のお子さんの歯列不正は、自然治癒したり、きれいな歯列に回復することはなく、成人期(成長発育が終わった段階)では、下の患者様のような歯列になります。

成人した段階で、歯列矯正(矯正治療)は可能ですが、口元のバランスなども考慮した場合、抜歯矯正か非抜歯矯正かの選択が必要になり、どちらを選択しても、歯列矯正(矯正治療)の期間は約1年ほどかかります。

しかし、早い段階で検査を受け、予防的な治療が可能と診断できる場合、顎の成長を促し、歯を抜かずに歯列矯正(矯正治療)をすることが可能であり、治療期間も約6か月から9か月で終了し、早く、楽に歯列矯正(矯正治療)が終了できるメリットもあります。

 

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初診時

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治療開始時(顎を広げ、お口の中で、歯並びがきれいになるスペースを作る、口元が出っ歯たり、広がったりはしない)

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2週間で顎が広がりました。

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治療開始からわずか3か月で歯列が整いました

 

更に、早い段階で、歯列不正(不正咬合)を治療しておくことで、虫歯やかみ合わせの問題も予防することができます。

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歯磨きができないため前歯2本が虫歯になっている

年齢による拡大装置(顎を広げる装置)の選択

矯正治療における、拡大装置(顎を広げる装置)は、年齢や発育の状態に応じて、様々な使い分けがされます。

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乳歯列期や混合歯列期において、顎を広げたり、顎の発育を促したり、顎の発育を阻害する要因を取り除いたり、排除したりして、顎の大きさが発達しやすいようにして顎を広げます。

 

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乳歯列期や混合歯列期において、ちょっとした歯の生え変わりのコントロールで、顎を広げたり、顎の発育を促したり、顎の発育を阻害する要因を取り除いたり、排除したりして、顎の大きさが発達しやすいようにして顎を広げます。

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小学校低、高学年から、高校生ぐらいまでの、身長などの発育期に、上顎がまだ、未完成状態の時期に、顎の真ん中の骨を広げ、顎の骨格を広げます。

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顎や、骨格が完成した成人期に、歯列や歯と歯の距離を広げ顎を広げます。

 

これらの装置は、それぞれ、適応の意味と、時期があり、うまく選択することで、適切な矯正治療が行えます。

小児歯科の口腔粘膜疾患

小児歯科の口腔粘膜疾患には次のようなものがあります。

  1. ウィルス性疾患
  2. その他の粘膜疾患

1、ウィルス性疾患の種類と原因ウィルス、部位、症状、治療

疱疹性歯肉口内炎

原因ウィルス:単純疱疹ウィルス

部位    :口唇、舌、歯肉、口腔前庭

症状    :発熱、悪寒、摂食痛、

治療    :安静、二次感染の予防

手足口病

原因ウィルス:コクサッキーウィルスA16

部位    :手、足、口

症状    :手、足、口腔粘膜に小水疱、発熱、悪寒、摂食痛、1~5歳児に好発

治療    :安静、二次感染の予防

ヘルパンギーナ

原因ウィルス:コクサッキーウィルスA4

部位    :扁桃、咽頭、口蓋

症状    :扁桃、咽頭の激痛摂食痛、嚥下痛、発熱、悪寒、口蓋に水疱、乳児に好発

治療    :安静、二次感染の予防

麻疹(コプリック班)

原因ウィルス:麻疹ウィルス

部位    :頬粘膜

症状    :麻疹に伴う症状として生じるが、自然消失する

治療    :安静、二次感染の予防

流行性耳下腺炎

原因ウィルス:ムンプスウィルス

部位    :耳下腺(耳の前、あごの関節付近)

症状    :耳下腺の腫脹、摂食痛、食欲不振、唾液分泌の減少、開口障害

治療    :安静、抗生物質の投与、グロブリンの投与

 

2、その他の粘膜疾患

黒舌病

苺舌

上皮真珠

 

小児歯科における投薬について

小児歯科における投薬量の算定方法には以下のようなものがあります。

  • 年齢による算定方法:年齢÷(年齢+12)×成人量
  • 体重による算定方法
  • 体表面による算定方法
  • その他の年齢チャートによる算定方法